hx4700バックアップバッテリ交換

ちょっと前になるんですが、PocketPC hp iPAQ hx4700のバックアップバッテリを自前で交換してみたので、ここにご報告します。他の方のお役に立てれば幸いです。

あと、バッテリ交換には2ch hx4700スレ

HP iPAQ hx4700 Pocket PC(その12)
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1197813973/

でかなり情報を頂きました。ここで御礼申し上げます。

 

【なんで自前でバックアップバッテリ交換しようと思ったか?】

hx4700のタッチパッドが突然故障しました。別にどこかにぶつけたりなどもしていません。が、壊れたのです。

今回も、浦安リペアセンタに送ったのですが、予想通り修理代が相当かかります。4万円也。日本hpはPDAの修理は実際には行っておらず、交換しかないのだそうです。つまり、今回は交換となるわけです。

ただ、その当時は新型iPAQ 200の情報も無く、hx4700に代わるマシンも無かったので、「まぁもうしばらく使うし、新しくなるからええやろ」と思って、修理代4万を出した次第です。

が、修理(交換)してすぐ、バックアップバッテリの警告が多発します。

ひとつ思いあたるのが、2chのhx4700スレとかでもありますが“修理再生品”の存在です。hpのリペアは壊れたhx4700を新品同様に再整備して再度出しているようなのです。ですから、今回はどうもハズレを引いたような感じでした。

で、1週間もせんうちにバックアップバッテリ警告では困るので、再度浦安リペアセンタ送りにします。

再度、交換されてhx4700が来たんですが、なんと3ヶ月でバックアップバッテリ警告が出始めました。

そこで確信します。

修理再生品は、バックアップバッテリは交換してへん!!

少なくとも、修理再生品は、バックアップバッテリが新品の個体か?そうでない個体の見分けがついていない

ということです。普通の客商売だったら、バックアップバッテリ警告で戻ってきた客に対しては、バックアップバッテリが新品の個体を割り振るでしょう(でないと、再度クレームになりますから)。が、それができないということは、“修理再生品”になると、どういう原因で修理されたものかの見分けがついていないと想定されるわけです。

これでは何度修理に出しても、すぐにバックアップバッテリがへばる商品が回されかねません。ましてやhx4700は発売から年月がたっているので、どの個体もそろそろバックアップバッテリがへばる頃なのです(笑)。

もちろん何度も修理に出すという大技もありますが、修理に出すたびに、1週間以上かかり、かつフルリセット(クリーンリセット)されてしまいます。これではオーナーが大変です。

WindowsMobile5にアップグレードしていたのもあり、実害はアラートの多発と、運が悪いときはバッテリ交換時に時計がリセットされる程度なので、とりあえず放っておくことにしました。

 

【2chでバックアップバッテリ情報?】

自力でやってみようか!と思ったのは、前述の2ch情報からです。

バックアップバッテリはVarta V6HRとのことで、サイズがぴったり同じのSR621SWとSR621Sというボタン電池に交換したらちゃんと動いた

との書き込みを見たからです。

前述のようにアラートが出るくらいしか実害は無いんですが、とにかく数が出るようになってきた(もう電源を入れると必ず)ので、なんとかしたいとは思っていました。

とはいえ、ネットで調べてみるとVarta V6HRはリチウムイオン充電池。なのに、SR621はボタン電池。最初に電池容量が多いときはいいが、少なくなったときに、hx4700の充電回路がどういう動きをするか想像できません。電池容量が少なくなると、当然hx4700は充電しようとするはずですから、電池に負荷がかかるのはまちがいありません。そう考えると、私はSR621交換には踏み切れませんでした。

ただし、交換作業自体はどうも簡単そうです。Googleで“hx4700 分解”とかで検索してみると、hx4700分解写真がいくつか出てくるのですが、どうも裏蓋を開けるだけで、すぐバックアップバッテリが見えそうな感じです。

そこで、なんとかVarta V6HRを入手して、自力で交換してみよう!と思った次第です。

 

【電池を手に入れるのが一苦労!】

まず、2chでも「どうも日本にはなさそう」と書いてあったVarta V6HRを入手する必要があります。

Vartaのサイトにあった、V6HRのデータシート
http://www2.varta-microbattery.com/en/mb_data/documents/data_sheets/DS55996.PDF

確かにGoogleで探してみてもV6HR自体を売っているサイトは見当たりません。
hx4700スレの助言に従って稲電機にメールで聞いても、さすがにこの電池は売っていないとのこと。

が、ここでまたhx4700スレでいい助言が!

「expansys.jpで売ってるじゃん!」

expansys.jp
http://www.expansys.jp/

ここは私もよく知らないサイトでした。Varta V6HRではなく“hx4700バックアップ電池”で売っていたのです。あぁ頭が固い私…。結構落ち込みました。

 

とりあえず、「最速で2/11に発送」とあったので速攻オーダーしました。

よく見ると、“PocketPC Techs Products”とどこかで見たマークがあるじゃないですか。“PocketPC Techs(PPCTechs Inc)”

http://www.pocketpctechs.com/

は私がiPAQ h2210のサイドグリップを買ったところです。まさか…と思ってPPCTechsのサイトを見てみる(hx4700 BachupBattery)と

あるやん

これでまた落ち込みました。
あぁ…完璧に探したはずが穴だらけ…。

こちらは、在庫在りっぽかったので、速攻注文。

 

その後、PPC Techsは「バックオーダーになったので、最速で02/25発送」となんか怪しいことを言って来ました。だったら最初から在庫無しと言えよ…と思うのですが、そんなことを言い返せる英語力は私にはありません(笑)。

結局expansys.jpが予定通り02/11 FedEx発送で翌々日に日本に到着しました。
とはいえ、今expansys.jpの該当ページを見てみると、“在庫無し。要相談”とのことで、どうもぎりぎりセーフだった感じではあります。

 

【電池が到着!!】

前書きが長くなってしまいましたが、とりあえず電池交換してみましょう。

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WindowsMobile5でバックアップバッテリが不足してくると、こういうエラーが多発します。これがウザい。逆に言うと、これ以外の実害はあまりありません。たまに、稼動用(バックアップではない)バッテリ交換時に、時計がリセットされることくらいです。

 

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hx4700をバラすのに必要なトルクスレンチ。私は秋葉原のヒロセテクニカルで\1500程度で買いました。マイクロドライバーでもいけそうですが、ネジ穴をつぶすのが怖いので、私はトルクスを買いました。

 

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expansys.jpから届いた荷物。なんと、A4サイズ。「何でこれほどでかいの!?とびっくり。データシートでは超小型電池のはずなのに。」

 

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中をあけると1/4くらいの袋が…。いかに小さくなったかは、hx4700と比較してもらえればわかります。

 

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さらに中に滅茶苦茶小さい電池が1個だけ…。なんか反エコロジーな包装でしたが、FedExに載せるためには仕方ないんでしょうね。1円玉と比べてみました。普通のボタン電池と比べても小さい部類に入ります。これが充電池なんですから…。

型番はVarta V6HRです。

 

【電池交換自体は楽勝!】

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まず、トルクスで四隅のネジを外します。確か、T6でうまく回りました。

 

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先に、電池(稼動用電池)も外してしまいましょう。

 

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画像の左下隅のネジだけは“封”がしてあります。これを切ると保証が効きません。とはいえ、前述の理由ですから、修理してもらってもバックアップ電池がへばった“修理再生品”しか来ませんから…。

 

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封の外し方は、トルクスで力をかけるだけでいいです。

 

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こんな感じにトルクス型に封が抜けちゃいます。トルクスを押し込んで回して、とっととネジを外してしまいましょう。

ネジの先に封が残ったりすることがありますが、後ではめる時に困るので、封は捨ててしまいましょう。

 

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ネジを外した後の図。
封がまだ残っていますが、こんな未練がましいことをせずに、とっとと捨てたほうがいいです。私は後でこのままネジを締めようとしてドツボ踏みました…。

 

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本体はこうやって外すと外れます。

 

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hx4700裏蓋を外した図。

もうバックアップ電池が見えますね。赤矢印で指したところです。

 

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バックアップ電池は5つの小さい爪で固定されています。
マイクロドライバーがあれば、外すのが便利です。私はこうやって外しました。

 

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外したバックアップバッテリと新品のバックアップバッテリ。型番が同じで一安心です。
右が新品です。外したほうは明らかに膨張しているのがわかります。

新品のバッテリは力で押し込むだけで簡単に入れられます。

 

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裏蓋のはめ方です。
まず、黒いプラスチック部以外をはめ込みます。

 

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黒いプラスチック部は、外側を支点にしてはめ込むことができます。

 

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プラスチック部はめ込み完了。
これであとはトルクスネジを締めるだけです。

 

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ネジを締めたら早速稼動テスト。
バッテリ状態を見ると、バックアップバッテリが50%です。バッテリが痛んでいる時は、バックアップバッテリは0%か100%のみしか出ませんでしたから、うまくいっているように見えます。

 

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しばらくほっておくと75%になりました。

その後、ずっと1週間以上使っていますが、全く異常ありません。交換は成功したようです。
WindowsMobile5なので、これまでのメモリ内容も保持されたままです。消えていません(時計はリセットされましたが、ActiveSyncで同期したら、PCの時刻に合わせて時刻修正されました)。

 

【終わりに】

とりあえずバックアップバッテリを新品にすることは成功しました。はっきり言って、電池入手の方が大変です。封が外れてしまうこと以外は、トルクス、マイクロドライバーさえあれば誰でもできそうな感じです。

ということは、

日本hpでもできる!

と思うんです。

私は幸いhp carepack(定額延長保証)の契約をしてないからよかったようなものの、carepack契約していたら、封をつぶすのはかなり勇気がいったと思うのです。

本来、安心を買うべきcarepackが逆に不安要因になっては意味がないと思うのですが、いかがでしょうかね?>日本hp

それとも、carepackユーザーには、バックアップ電池の見分けがつかない修理再生品じゃなくて、ちゃんと新品が行ってるんですかね?だったらまだましなんですが…。

そろそろ、次のiPAQ 200が視界に入ってるんですが、今回のことを考えるとcarepackに入ったほうがいいか、入らないほうがいいか迷いどころです。

これまでもよくPDAを落としてきたので、今度はcarepackに入ったほうが無難とは思ってるんですが…。

今日の携帯業界仁義なき戦い

KDDIがプリペイド携帯無料配布 契約“水増し”?に総務省が対応検討
ITMedia
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0802/27/news062.html

やっぱり何か考えますか。
それにしても、気づきませんでしたね。これほど1月にぷりぺいど増えてるんですね。auは。

TCA
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0801matu.html
の2008/01分を再度見てみると、40000もプリペイドで増えてます。auくらいですね。これほど増えてるのは。

auの1月の純増は82000ですから、半分がプリペイドということになります。
ドコモの純増が19800なので、プリペイドが無かったら順位が逆転…とはいかないでしょうけど、「ソフトバンク一人勝ち」のイメージはさらに高まったでしょうね。

でも、こんな手段はダメでしょ、やっぱ。
だって、KDDIと仲良しこよしのトヨタ様が、社員関連やさらに下請けまでこんなことやったら、ものすごい数が純増しますよね。
やっぱり、それって、どうよ?って思うんですけどね。

ソフトバンク、回線数無制限の法人向け24時間通話定額サービス
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38745.html

昨日のドコモのファミ割、オフィス割の定額発表に対抗してです。
実はドコモは大規模法人向けに、300回線までであれば、定額にできるプラン“「法人向けグループ内音声定額」(仮称)」を06/01からリリースすると発表しており、これが出れば、11回線以上のユーザだとドコモが有利になる可能性があったのです。
これに対抗してではないかという気はします。

年度末の仁義なき戦い その後

au、プリペイド携帯の0円キャンペーン 
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38726.html

KDDI広報部によれば、同社の社員やその家族に対し、500円分のプリペイドカード付き端末の販売を行なっていることは事実だという。ただし、2月や3月の商戦期に社員やその家族に紹介キャンペーンを実施することは例年行なわれているとのこと。

わかるんだけど、なんだかなぁ、このタイミングでやるというのがどうも…。

ソフトバンクに負けそう…かつツーカーがもうすぐサービス終了で一気に契約数なくなりそうだから、契約数増やすためにやってるように見えますよ。

なんか最近のauは“スマートさ”がないですねぇ。
それだけ必死なのかもしれませんけどね。

 

ドコモ、家族内の24時間無料通話を4月1日スタート 
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38725.html

こちらの方がインパクトがありそうです。
先に仕掛けたのはauで、auがやったから、対抗してやったという感じがします。とはいえ、破壊力ではこちらの方がでかい。なにせ、5300万ユーザーですから。

 

あと、“ファミ割Max50”契約しないと無料にならないんですよね。

それって、

2年契約するか、それとも無料か?

と言ってるも同然なんですよね…。

 

でも、なんだかんだ言って、これでさらに“ファミ割Max50”契約者が増えそうな気がします。これまでも、ドコモから出ない人は結構多かったわけで(5300万人いるわけですよね)、これで“ファミ割Max50”付けたら、さらにドコモからの転出ユーザが減りそうです。ドコモの囲い込み強化ですね。

そうなると、新規ユーザの争奪戦になってくるわけで、また“仁義無き戦い”が展開されそうです。キャッシュバックの積み増しとか…。

 

あと、ドコモが家族間通話無料にしたおかげで、IP電話とかにも影響出るんじゃないでしょうか?IP電話はこれまで無料を売りにしてきて、私の家でも実家や親戚との間を繋いでいます。

これが、携帯で無料になるというのであれば、何もIP電話使わずにも携帯でええやん!ってことになるのではないかと思います。

ソフトバンクがやってるみたいに、IP電話と携帯を繋いでしまい、例えばの話ですが、IPなら24時間無料。携帯なら時間制限(21時~1時は対象外)とかにすれば、携帯電話の高トラフィック時間帯はIPに逃がせるとかそういうことができるので、そのような対策を各社とも考えなければダメなんじゃないかと思います。

ソフトバンク、携帯とBBフォン間の通話無料化を検討
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/news/2008/01/15/37985.html

けど、IP電話と携帯の連動の検討に動いているのが見えるのは、ソフトバンクくらいなんですよね…(私が知らないだけだったらごめんなさい)。ドコモは有線持ってないのでやりづらいでしょうが、KDDIもできそうなもんなんですけどね。携帯の高トラフィック時間帯をうまく有線に逃がせれば、もっと定額がやりやすいはずだと思うんですが、どうなんでしょうか。

JR東日本E233 系(京浜東北)

初めて京浜東北線の新型E233に乗りました。

中央快速線と同じで車内がきれいです。ドア内装がステンレスからクリーム色の内装になり、吊り手が黒になるだけで、かなり印象が違います。

一つ気が付いたのは、ドア上のモニタが16:9のワイドモニタなんですね。確か中央線のは通常の4:3だった記憶があります(間違ってたら指摘下さい)。

ここまで情報化するんだったら、モニタの横にFeliCaリーダー付けて、モニタでやっている広告関連の情報を流せれば面白いなぁ。

でも、リーダーの取り付け位置によっては、高すぎて手が届かない人が多そうだし、ラッシュだとほとんど使われないだろうしなぁ。

Windows Liveがダウン?

原稿を書いている今は、
2008/02/26 23:00
です。アップするのはもっと遅くなるでしょうが。

今現在、
Windows Live Messenger
  サインインできず。
Windows Liveサイト
  サインインできず。
Windows Liveスペース
  サイトを見ることもできず。
とひどい状態です。

ただ、MSNやLive Messenger紹介サイトとかは見れるようです。
Liveのβ紹介サイト(ダウンロードサイト)も見れます。
恐らく、Live IDサインイン系がダメなのかなぁ…と。

しかし、Googleとケンカしようと言うのに、こんな脆弱では話になりません。

あ、だからアメリカYahoo!を買収しなきゃダメなのか。自社のプロダクトがダメダメだから(爆笑)。

あとは、回復時にマイクロソフトがどういう周知をするか…です。
これまではトラブル報告とかも全然ダメでしたからねぇ。
ダウンしているのに、スペースのスタッフページとかでも何も周知されませんし、普通オンラインサービスは障害状況とか報告するんじゃないんですかね?


23:25 とりあえずサインインはできるようになった。
Liveのトップページ(home.live.com)も入れる。
Live Messengerも正常稼働に復旧。
んが、Liveのトップから“アカウント”に移動すると凍るみたい。

あと、トラブル報告をしようとしたが、どこにすればいいかわからない。
“ご意見”のページはあるが、普通トラブル報告はご意見じゃないよね…。

イー・モバイルの料金体系を分析――「0円」勝負も、苦悩見え隠れ

イー・モバイルの料金体系を分析――「0円」勝負も、苦悩見え隠れ 
ITPro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080225/294719/

私は気づきませんでしたが、分割払いもできるようですね。
月\1000 合計\24000分を月額分割にできるようです。
これでまだ価格的に勝負ができるかな。

ただ、この記事にも書いてますが、イー・モバイルのウリ文句は全部は実現できないのです。やっぱり、もう一押し欲しいなぁ>イー・モバイル

経営上、これ以上やると苦しいのもわかるけど、これまではITに強いユーザ相手だったから、イー・モバイルは伸びてきたと思うけど、一般ユーザ相手だと、やっぱアピール不足だと思うよ…。

個人的には、IT系に元々強くて、定額通信をやってるイー・モバイルやウィルコムがもっとかき回して欲しいんだけど、厳しいんかなぁ。

イー・モバイル音声サービス開始

イー・モバイル、音声通話サービスを3月28日開始
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38668.html

ワンセグや320万画素カメラ搭載の東芝製「H11T」
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38667.html

フルキーボード搭載のHTC製スマートフォン「S11HT」
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38669.html

イー・モバイル千本氏、「ありえない」サービスをアピール
ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38688.html

 

予定通りですね。

03/28から音声対応です。

これでようやく、他社はイー・モバイルを無視できなくなってくるはずです。
エリアは首都圏、関西圏、東海圏ではそこそこ広そうです。私の周りでイー・モバイルを使っている人でも、エリアの苦情はあまりないです。「予想よりつながる」からかもしれません。

まだ情報が少ないのですが…


料金プランはあまり驚かないです。

24時間定額はウィルコムがもうやってますし、あまり驚きません。
「基本料」と言っても、そうなると従量制になってしまいますから、本命は\980/月 24時間使い放題 かと思います。

ただ、よくわからんのが、

パケット定額は必須

というヤツです。データはあまり使わず、電話の受けメインという人もいるはずです。お年寄りとか。

そういう人に「基本料。追加\980でイー・モバイルならかけ放題」の方がインパクト強いはずです。

それなのに、データ定額を必須にして、そういうユーザを放棄しているなんて…。

実質は

\980(定額パック24)+\5980(スーパーライトデータプラン最高額) = \6960

イー・モバイル以外への電話 \9/30秒(携帯)、\5/30秒(固定)
(02/27 修正しました。定額パックで通話料も安くなるのに気がつきませんでした。すみません)

確かに通話料はがんばったけど、もう少しパケット定額の上限が…。

当然、こんな始まったばかりの音声サービスに2年も賭けるほど、俺はアホとちゃうから、当然“にねん”など付けるわけがない。こういう人って多いんとちゃう?

Webサイトも当然のように“にねん”の価格しか載ってなくて最初焦った。

http://emobile.jp/charge/onsei-price-list.html

これって、広告としてまずいんじゃないの?もっと大きい字で「これは2年契約です」って書くか、ドコモやauのように、通常契約も併記しておくとかしないと…。

 

さて、どうせだから料金比較してみます。 いずれも、パケット定額、音声定額を付けてます。

【ソフトバンク】

\980(ホワイトプラン)+\4200(パケットし放題) = \5180

ソフトバンク以外への電話 \20/30秒ですが、追加\980のWホワイトで\10/30秒になります。

確かに、イー・モバイルの24時間定額は魅力ですが、現状では無料相手が少なすぎます。

 

【ウィルコム】

\2980(ウィルコム定額プラン) + \2100(リアルインターネットプラス) = \5080

実は結構安いです。

もちろん、イー・モバイル側の殺し文句として、「イー・モバイルの方が格段に速い」と言えるかもしれません。ただ、携帯でのブラウズ時は、PCと違って端末の速度とかも影響しますからねぇ。ウィルコムはサーバ高速化もありますし。

 


こうしてみると、イー・モバイルの音声対応料金は大して安くないとわかります。

千本氏が

「これまでの料金体系を一気にくつがえす圧倒的にお得な料金プラン。電話基本料を無料とし、基本料という敷居を完全に取り払う」

「ひと目で安いのがわかる。歴史的に革命的なありえないサービスを提供する。真の意味で国際競争力に打ち勝つため、日本を世界一のケータイ国家にしたい」

と言うほど大したことがないのがわかります。基本料が無いだけで、データ定額分は存在するわけですから。

確かにドコモやauの従量制通話プランに比べれば革命的かもしれませんが、既にソフトバンク ホワイトプランで定額があって、24時間定額もウィルコムがやってますからどうしてもインパクトに欠けてしまうのです。


また、イー・モバイルの音声料金プラン、プロダクツに迫力がないのは、

どういう人に使わせたいか?

がどうもあやふやに見えて仕方がないのです。

これまで、イー・モバイルのデータ関連機器…EM・ONEやカード系が売れてきたのは、ひとえに

わかりやすさ

があったと思うのです。使わせたいのはPCマニアやPC中心の利用者です。 ウィルコムより速くて、かつ定額で、一通りカード端末、PDAがあります。

PC中心の利用者にはiMode/EZWebのような携帯Webサービスは要りません。とにかく速くてエリアが広くて、切れにくければいいのです。多少高くてもコストパフォーマンス(速度対価格比)が良ければ許されるというのもあります。

このようにわかりやすいから売れてきたと思うのです。

が、今回の音声関連はどうもそれが見えないのです。

例えば、低価格でアピールするとしましょう。

確かにH11Tは結構安くしてきたと思います。が、安さをアピールするなら、ワンセグを外した端末があってもよかったでしょう。電話の待ち受け中心のユーザ(お年寄りとか)にとったら、わかりやすくて、かつ安い端末であればなおいいわけで…、そこにワンセグが要るかと言うと…。

また、ライバルのソフトバンク、ドコモが分割販売をやってる以上、分割販売をやらないと厳しいのではと思います。

 

では、安さでアピールするのではなく、“モバイルブロードバンド”を看板にハイエンドに勝負に出てるかというと…?

例えば、PCユーザに対して定額ブロードバンドもできる音声端末…って方向から攻めるのはアリと思うのですが、そうなると、H11TやS11HTがなぜ7.2Mに対応してないのか?また、PCユーザがBluetooth経由で定額モデムとしてH11Tを使おうとするのもアリと思うのですが、そうなると、Bluetoothが1.2なのは厳しいです。高速を売りにしているイー・モバイルだからこそ、2.0+EDRを載せるべきだったのではないかなぁ…と思うのですが。


このような事情を考えると、ソフトバンク(ドコモ、auも)は今回のイー・モバイルに対しては傍観と見ています。 ウィルコムはPCユーザを食われるような事態にになると動くでしょうが、そこまでは動かないんじゃないかなぁ。

もう少し、イー・モバイルは料金プランや販売方法にひねりが欲しいですね。ターゲットユーザを絞った売り方をした方がいいのではないかと思います。

端末ラインナップもしかりです。「はじまったばかりで端末を増やせない」とか言わせませんよ。ソフトバンクなんか、ドコモP905iのコピー端末(920P)出してるくらいですから、やりようはあると思うんです。ソフトバンクのコピー端末にするとか(爆)。

というか、そろそろSimカードだけの契約、させてもらえませんかねぇ。


さて、個別のプロダクトを見てみると…

H11T

  • デザインは少なくともモックとか実機を見ないとなんともいえません。ディスプレイの完成度もしかり。ただ、Webにある画像を見る限りは、ソフトバンクの最新モデルとかのような“垢ぬけた”感じはしません。
  • スペック的にはDoCoMo 905iあたりを意識して“全部入り”にしようとした形跡がありますが、そんなに無理してもなぁ…という感じ。その割りにQVGAだし。
  • ワンセグはPCでの再生できるんですかねぇ。
  • Bluetoothに対応したのは評価できます。A2DP対応したのもがんばりました。ただ、PC用Bluetoothモデムとして使うのであれば、7.2MBps対応にしてほしかった。あと、今更、Bluetooth 1.2は無いでしょう。“携帯ブロードバンド”でしょ?PCモデムに使われること考えれば、2.0+EDRは要るでしょ。
  • それにしても“イー・モバイルのネット接続/Eメールサービス「EMnet(エムネット)」”って、やるんですか?公式サイトとか。
    千本さんはiModeのような課金モデルとか、キャリアメールサービスを否定してませんでしたっけ?
    たとえやったとしても、iModeやEZWebに立ち向かうのはかなりきついと思います。Yahoo!のような資産もありませんし。やらなくて、他社のメールサービスとかと組み合わせる(他にプロバイダーとかに安価なメールサービスを行わせる)方がよかったと思うんですが、どうなんでしょうね。
  • 個人的には公式サイトや、キャリアメールに縛られずに、携帯メール(プッシュメール)もプロバイダにオープン化してしまえばよかったと思いますが、無理だったのかな。
  • そうすれば、NOKIAとかSamsongとか海外端末も入れやすかったのではないかと思うのですが、どうでしょうか?

 

S11HT

  • htc TyTnII。
    htcなのでソツなくまとまってると思いますが、日本国内で比較するとやはりQVGAなのが見劣りです。よくマニアとかは「QVGAで十分」「QVGAの方が速い」といいますが、実際買うのは素人が多いと思います。そうなるとスペック比較されるわけです。
  • 低いスペックでいいじゃないかと思うかもしれませんが、だったら、普通のケータイでもいいわけです。日本市場は“普通のケータイ”でもDoCoMo 905iのように、VGA対応、フルブラウザ対応してますから、高スペックでないと数は出ないと思います。
  • 確かにQVGAでもいいかもしれませんが、日本国内でスマートフォンを(数を)売ろうとするならVGAは必須だというのが私の考えです。

QVGAで“MONSTER”といわれてもなぁ…。

  • htcさん、もう少し日本よりの製品も検討してください。AdvantageX7501は大きすぎます。せめて、初代W-ZERO3、iPAQ hx4700、DELL AXIM X51Vとかそれくらいの大きさがいいですね。
  • 私的には、EM・ONE音声対応版の方がインパクトがあると思います。あ、あとEM・ONEを音声対応させるくらいなら、あのいかにも使いづらいキーボードを何とかして欲しいですね。キーボードは同じシャープのW-ZERO3か、htcの各機を見習って欲しいです。
    なんでモバイル機(スマートフォン)のキーボードで平板になるんでしょう…。

燃費

中古でエリシオンを購入したものの、どうも思ったほど燃費がよくない。
Netでは同型車(V6タイプ)で6~7km/lなのに、私のは5km/l台しか出ない。
このガソリン高騰の中、1km/lは結構でかい。それもエリシオンV6はハイオクガソリンである。

オイルが悪かったりする?

まず、4000km程度走った後、オイルをCastrol Prospirit Synthetic 0W-20に換えてみた。純正よりは多少はいいものだろう。
多少改善したような気はするが、1km/l改善には遠く届かない。

 

D3だと可変シリンダーシステムが効かない?

最近のHondaのV6エンジンには可変シリンダーシステム(VCM)が付いている。
これはどういうものかというと、巡航とか低負荷時には、6気筒のうち、3気筒を点火せずに空振りさせることにより、燃費を改善させようという代物だ。

最新のインスパイアは、6気筒モード、4気筒モード、3気筒モードの3つもあるが、古い私のは、6気筒と3気筒の2パターンだけだ。

Netのどこかで、「ATがD3(1~3速のみ)だと、VCMが動かない」とかそういう記事を見た(再度探したが見つからなかったが…)。

これまで私はアコードの時の癖で、できるだけ低いギアで引っ張る癖がついている。Hondaのエンジンは回してナンボだったので、そのような癖が付いていた。アコードは直4だったので、そういうことをしても、7~8km/lは出ていたからあまり問題を感じなかった。

エリシオンで走ってみると、結構ATが賢くて、速度が落ちると早めに低いギアに切り替えてくれる。下手にD3に落とさずに、Dモード(1~5速を使用)にした方がよさそうだ。

そこで、Dモードでずっと走ってみた。慣れるとVCM動作時にエンジン音が変わることがわかる(ネットで有名になった“ボー音”だ)が、確かに走ってしばらくするとVCMが動く音がよくするような気がする。40km/h程度でもVCMが効くときがあるので、D3だと恐らくVCMが効いていなかったのではないかと思う。

そういう走りをした後、結構期待して実際燃費を見てみると、改善はほとんど無かった。

 

さて、どうしようか

中古エンジンなので、オートバックスとかで“スラッジナイザー(フラッシングを機械でやるやつ)”をやってみようかと思っている。これで改善しなければもうほとんどなすすべなしって感じだなぁ。

ドコモ、データ通信端末向けプランに割引サービス

ドコモ、データ通信端末向けプランに割引サービス

ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38627.html

データ通信端末向けの料金プラン「定額データプランHIGH-SPEED」と新設の「定額データプランHIGH-SPEEDバリュー」について、2年契約を条件に上限金額を3,780円割り引くサービス。

なんかねぇ、ウィルコムと同じで「対応遅ぇなぁ…」と言うのが偽らざる気持ち。

\3780引いても、\5980(データプラン・バリュー)で、イー・モバイル(ベーシック)より\1000高い。

それでいて、あの悪評高いアクセス制限。WindowsMediaもダメ。Skypeもダメ…。

かつ、ダメダメアクセスソフトによる接続。Macもダメ。WindowsMobile機もダメ…。

これで戦えると思っているのであれば、大甘でしょう。

アクセス制限ですが、各社PC向け定額プランのうち、端末側で制限しているのって

ドコモダケ

なんですね。au(Winパケットシングル)は網側でトラフィック制限。端末は標準のダイヤルアップで接続可能です。ウィルコムとイー・モバイルはそもそも制限してません。

アッカ買収騒動 その後

アッカ、木村社長が健康上の理由で社長を退任
BroadBand Watch
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21015.html

イー・アクセス、アッカ代表者異動を受け株主提案を取り下げ
BroadBand Watch
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21021.html

アッカの新社長候補が会見、「イー・アクセスとは良い話し合いを」
BroadBand Watch
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21029.html

…。

なんというかどれが本音かなぁという感じですが。

このタイミングに「心臓疾患で社長退任」というのもなんかクサいですが、それよりもイー・アクセスのコメント。

イー・アクセスは「常勤取締役3名中2名を退任させることは、当社の株主提案が引き出した結果である」と評価するコメントを発表。

…。退任はさせられたけど、自分とこの人間を再任させたんとちゃうから、それが“成果”というのはなんだかなぁ…という気がします。

どうせなら、

ADSL左前だから、規模拡大してコストダウンするためにお前ら買収するわ!

とかなんとか正直に言って敵対的買収でも何でもしてもらったほうがすっきりするんですが。事実、イー・アクセスはこれでアッカ買収をあきらめたわけではなく、まだ減収減益は認めないとかなんとか言ってるわけで。

こういうウサんくさい会社だから、私はこれまでイー・モバイルと契約してなかったんですよねぇ…。まぁ2chのD01NXスレとかでイー・モバイルが相当叩かれていたのもあるんですが…。


ADSLが日本においては左前なのはもう明らかです。

これはやっぱり

収容局からの距離に影響されすぎ

なのが原因かと思います。50Mなんて言ってても、収容局から4kmも離れていると、2~3M出ると御の字状態になってしまいます(回線状態にもよりますが)。

そうなると、もし繋がらない際のユーザーサポートも大変だし、映像系の新サービスを提供する場合でも、使える人、使えない人が出てきてしまいます。

このあたりが、ソフトバンク孫氏が「光ファイバーを1回線単位で提供してくれ!」としきりに光ファイバーに参入しようとしている一因かと思います。ソフトバンクはBBTVとかありますから。BBTVをユーザにアピールしようとしても、お客様に「で、ウチはYahoo!BB入れてるけど使えるんかね?」といわれた時、「30M出てれば使えます」と言うのと、「全員使えます!」と言うのがどちらがわかりやすいかと考えると、もうはっきりしてますよね。

光ファイバーなら、まず問題なく10Mは出ますから、この手のサービスを「使わせる」のも容易なんです。わざわざユーザ宅にサポートマンが訪問して、速度測定…なんて考えただけでコストがかかるじゃないですか(これで全員に契約させたら、ADSLならまず「使えねぇぞ!」と苦情を言う人が出てくるわけです)。

イー・アクセス千本氏が「光よりもADSL」と言うのは、イー・アクセスがこの手のサービスを持っていないからと思います。ADSLでも十分速度が出るからこれでいいじゃないか?ということでしょうが、彼はきっと収容局から遠い所には住んだことがないのでしょう。

あ、イー・アクセスはエリアが狭いから、そういう経験もないのかもしれませんね。Yahoo!BBやフレッツよりは狭いですから(笑)。