iPadを法人に…

ソフトバンク孫社長、iPadの法人利用をアピール

http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101020_401286.html

iPhoneの時もやってましたよね。孫さん。

ただ、iPhoneもiPadも、日本の法人に普及するかというと、どうも疑問符を
つけざるを得ません。

・社内に配布するには、エンタープライズ配信しかない?

ちょっと気になって今調べてみたのですが、AppStoreしかダメということはないようです。

Appleエンタープライズデベロップメントガイド
http://manuals.info.apple.com/ja_JP/Enterprise_Deployment_Guide_J.pdf

ここには、エンタープライズアプリケーションとして、

iPhone
OSのエンタープライズアプリケーションを配備するには、「iPhone構成ユーティリティ」
または「iTunes」を使用して、それらのアプリケーションをデバイスにインストールしてくださ
い。アプリケーションをユーザのデバイスに配備した後は、ユーザの
Mac または
PC に「iTunes」
がインストールされていれば、それらのアプリケーションをより簡単にアップデートできます。

とだけ書いてあります。これ見ると、おお、結構よさそうやんけ…と思うのですが、
私はよく知らなかったのですが、iPhoneアプリを開発にするには、実質AppleのiPhone Developer Programに加入しなければなりません。それも、社内配布するには、Enterprizeに入らないとダメっぽいです。

IOS Developer Program
http://developer.apple.com/jp/programs/ios/

IOS Enterprise Developer Program
http://developer.apple.com/jp/programs/ios/enterprise/

まず\38000要るみたいです。SIerとしたらお客様企業にそれを払ってもらわねばなりません。

IOS Enterprise Developer Program FAQ
http://developer.apple.com/jp/support/ios/enterprise.html

また、Dun & Bradstreet番号と言うのが要るようです。
これもググって見た限りでは登録コストに\10000程度要ります。
まぁ大口の案件ならばなんとかなりそうですが、小口だと結構なコストです。

あと、100台までだったら、アドホック配布というのもあるんですかね?
ただし、ダウンロード元サーバは1台っぽいです。

やっぱり、法人アプリを考えると、AndroidやWindows Mobileの方がやりやすそう。
Androidだと野良アプリ許可Onにして作ればいいし、Windows Mobileは制限ないですしね。

・そもそも、iPhoneを入れようとするのか?

これは孫さんが説得していることですが、日本の企業としてエンターテイメント指向の強いiPhoneを
入れるかなぁと思うんですね。いや、iPhone/iPadが決して使えないとかそういうのを言ってるんじゃなくて導入担当者として、もし失敗したときに無難な端末とかを選ぶ傾向があると思うんです。
上役(えてして年配者で頭が固い)を説得するときもその方がやりやすいし。

そんな企業でどうする!というのが孫さんの意見でしょうが、
そういう所の方が多いですからねぇ。現実問題…。
情報システム部門って社内的に強くないところ多いですし…。

T-01A

2年間ほったらかしにしていたここだが、その間にWindows Mobile機を新しくした。
NTTドコモ/東芝のT-01Aだ。

iPAQ 212でずっと使ってきたが、ネットワーク接続が不便だった。
(iPAQ 212と通信カード 参照)
デバイスとしては、反応が悪い液晶ディスプレイを除いて、いいデバイスだと思うが、P2403が突然認識しなくなるとか、そういう訳のわからないトラブルが多かった。
ドコモのスマートフォン…Windows Mobile機は

Bluetooth使用中に3G接続できない

というクソ仕様が未だにある。
その為、横目で見つつ、購入は控えてきたが、

wifictrl

というドコモチェックをすり抜けることができるすばらしいツールが有ることを知り、購入を決断しました。
はっきり言って、ドコモチェックがあったら、T-01A買わなかったと思います。
もしくはソフトバンクのX02Tにしたか…。
ドコモはそういう意見があることを肝に銘じていただきたい。

その後、このようなドコモチェックすり抜けツールは常駐ツールのDisengageとなってほぼ何も考えずにチェックをすり抜けることができるまでに進化しています。

T-01Aはヤフオクで\15000程度で落とせました。
今だともう少し安くなっています。

早速、Windows Mobileを6.5(SP-50)に上げました。

T-01Aですが、iPAQ 212と比べると…

・薄くて軽い
  212ってこんなに分厚いのか…と思わされます。
  重さも多少軽いです。

・ディスプレイが大きい
  212が640×480なのに対して、T-01Aは800×480です。
  4:3が16:10になった感じです。
  ワイドの動画コンテンツをエンコードして見るときはこちらの方が便利です。

・常にネットワークに繋がっている
  当たり前みたいですが、iPAQ 212はPDAのWindows Mobile Classic。
  T-01AはProfessionalです。
  212だとデータ通信カードを刺すか、無線LANのみでしたが、T-01Aはどこでも通信できます。
  moperaUや、GMail、Hotmailなどのプッシュメールも仕掛けしましたが、やはりリアルタイムに  来る物は快適です。

・速い
  1GHz SnapDragonのせいか、新Internet Explorerブラウザのせいかわかりません。
  Webブラウズをすると違いがよくわかります。
  動画のビットレートも高いです。WMV cbr 512kbit/sくらいまでは対応できます。
  212だと384くらいまででした。

・メモリが多い
  212は案外メモリに制約が多かったです。極力SDカードにアプリを待避していました。
  T-01Aだとあまり考えずにすみます。MicroSDに入れるのは音楽(WMA)、動画(WMV)くらいです。

・タッチパネルの反応がいい
  あくまでiPAQ 212に対してです。
  212はタッチしてワンテンポしないと認識されませんでした。
  それに比べれば全然認識がいいです。
  静電式じゃないからダメ…という記述も見かけますが、スタイラスペンを使うとかなり感度が上がります。静電式はスタイラスは厳しいですよね。

ちなみに、私はもう1台iモード携帯電話(ガラケーのF-03B)があるので、T-01Aで通話はしません。

逆に困るのが
・電池を食う
  動画再生などをさせると、半日持ちません。
  さすがにこれは困ります。
  予備電池を購入して、MUGEN POWERの1300mAhの拡張電池も買いました。
  MUGEN POWERの1300mAhですが、確かに電池の持ちはいいです。とはいえ、倍ほど長いわけではなく、「心もち長い」程度でしょうか。
  この電池、入れるとT-01Aの裏蓋を外すのに手こずります。

・落としそう
  端が丸い形状をしているので落としそうになったことがしばしば。

・光感度センサーはいまいち
  画面輝度設定を自動にしておくと、どうも暗いです。

ハードウェアはこれくらいでしょうか。
後の不満点はWindows Mobileに対してですから、iPAQ 212もT-01Aも同じですね。

まぁDisengageを入れる限りにおいては、不満無く使えます。